車庫証明の配置図は、敷地の中のどこに車を置き、道路からどう出入りするかを示す図面です。駐車場全体の住所が分かるだけでは足りず、申請する区画とその寸法が読み取れるように作ります。手書きでも、必要な情報が整理されていれば内容を伝えられます。
最初に申請する一台分の場所を決める
自宅の庭や広い駐車場では、どこでも停められそうに見えても、申請する保管場所を図上で特定しましょう。月極駐車場なら区画番号を、番号のない自宅敷地なら駐車スペースを線や囲みで示します。建物全体を大きく描きすぎて、肝心の区画が小さくならないようにします。
県警の記載例では、駐車枠の寸法、周囲の建物・空地・道路、道路の幅員などを示しています。図面は建築設計図のような精密さを目指すより、位置関係が誤解なく伝わることを優先してください。
幅・奥行きは実際に使える範囲を測ります
区画の幅と奥行きは、実際に車を収容する部分を確認して記載します。塀や柱、段差、設備が内側に出ている場合、敷地の端から端までを測っただけでは、使える空間を把握できません。測定時は安全に立てる場所から確認し、通行車両の妨げにならないようにしてください。
実務上は、次のメモを作ると図面への転記が楽になります。
- 区画の幅と奥行き
- 屋根や梁がある場合の高さ
- 出入口の位置と通過できる幅
- 接する道路の幅
- 柱、塀、物置など出入りに影響するもの
車両の資料と区画寸法を並べて比べることも重要です。数値上は収まっていても、扉の開閉や切り返しが難しい場合があります。使い勝手の確認と、法令上の保管場所としての判断は分けて考え、不明な場合は現況を伝えて相談しましょう。
道路から区画までの動線を描く
道路に面している駐車場でも、入口の角度、通路の曲がり、隣の区画の車などが出入りに影響することがあります。複数列がある月極駐車場は、道路から対象区画までの通路も分かるように描くと確認しやすくなります。
接道部分の幅と、駐車場の出入口の幅は別の数値です。混同せず、どこを測った数値か分かる位置に記入してください。交通量が多く道路幅を安全に測れない場合は、無理に車道へ出ず、管理資料の有無や確認方法を相談します。見た目の印象で大きめの数値を書くことは避けましょう。
屋根・機械式・シャッターは補足が大切
高さ制限がある車庫では、県警の記載例も高さの記載を求めています。屋根の最高点ではなく、車が通る部分の制限を把握します。機械式駐車場は区画の寸法に加え、管理者から対象車両が利用できる条件を確認してください。
現行様式にはシャッターの有無を示す欄があります。外から区画が確認できない車庫では、現地確認に対応する連絡先や開閉方法を事前に整理しておくと連絡の行き違いを減らせます。完成した図面を現地と見比べ、置物や自転車の位置も含めて現状と矛盾しないか確認しましょう。
浜松中央・浜松東・浜北・磐田の4警察署管轄で図面作成に迷ったら、ねこのての車庫証明代行へご相談ください。
関連記事:所在図(記事ID16)、大型車と車庫寸法(記事ID40)、機械式・複数台の駐車(記事ID41)、現地調査(記事ID42)。
参照資料(2026年10月12日確認)
静岡県警察・保管場所の所在図・配置図:https://www.pref.shizuoka.jp/police/_res/projects/project_police/_page_/002/000/577/2-3hokanbasyozu0803.pdf
静岡県警察・所在図・配置図の記載例:https://www.pref.shizuoka.jp/police/_res/projects/project_police/_page_/002/000/577/kisairei0803.pdf
警察庁・自動車の保管場所証明申請:https://www.npa.go.jp/bureau/traffic/seibi2/shinsei-todokede/hokanbasyo-shinsei.html
